东京オペラシティアートギャラリーでは次回展覧会として「武満彻 ─ Visions in Time」を2006年4月9日[日]より开催いたします。

东京オペラシティ文化财団の芸术监督（1995─1996）でもあった世界的作曲家?武満彻（たけみつ とおる 1930─1996）は、コンサートホール、アートギャラリーの完成を见ることなく世を去りました。

それから10年を経た今年、アートギャラリーとコンサートホールを连动した初めてのプロジェクト「武満彻 ─ Visions in Time」を开催いたします。本展はこのプロジェクトのメイン企画となります。

武満彻がその生涯に残した音楽は数千曲を数えますが、たんに作曲家、音楽家という枠にとどまらず、映画、美术、文学、思想など、さまざまな创造的领域を自在に往还する杰出した知性でもありました。武満の残した音楽が、日本のみならず、海外でもきわめて高い评価を受けているのはこうした理由によるでしょう。20世纪の日本が生んだ伟大な芸术家として、武満彻の名はいまなお世界的な関心を集めています。

本展は、武満彻の多彩で国际的な活动を、たんなる一作曲家の回顾展としてではなく、彼が関心を示した多様な领域からの展示品によって多层的多面的に绍介するものです。

楽谱、楽器などの遗品、武満がみずから描いた絵、プロデュースした演奏会のポスターや资料などをはじめ、彼がエッセイを残しているパウル?クレー、オディロン?ルドン、村上华岳らの作品、交友があったジャスパー?ジョーンズ、サム?フランシス、宇佐美圭司、堂本尚郎、加纳光于らの国内外の芸术家の作品や彼らとのコラボレーションによる作品、こよなく爱した映画のポスターなどによって构成されます。武満彻というユニークな个性の轨迹はまた、きわめて実り豊かな展开をみせた戦后日本の文化の动きそのものを浮き雕りにすることでしょう。

また、展示室内に特设スペースを设け、武満が音楽を担当した映画作品を、国内外のゆかりの人たち等へのアンケートをもとに选出して上映するほか、ゲストトークやミニコンサートなども予定しています。

戦后の廃墟のなかから音楽に目覚め、比类なき芸术家でありつづけた武満彻という存在をあらためて见直す最良の机会になることと思います

现代音楽の作曲家というだけにとどまらない武満彻の创作世界を、见て、聴いて、感じてください。